予防接種

☆４種混合(DPT-IPV)
横浜市在住の方で、対象年齢の方は当院で無料接種できます。
４種混合(DPT-IPV)ワクチン
4種混合：ジフテリア（D）、百日せき（P）、破傷風（T）、ポリオ(IPV)の4種類

・接種時期
1期：生後3か月から接種できます。3〜8週間隔で3回、3回目の約1年後（6か月後から接種可能）に4回目を接種します。
2期：11歳から、DTワクチンを1回接種します。


☆３種混合(DPT)
3種混合：ジフテリア（D）、百日せき（P）、破傷風（T）の3種類

☆２種混合(DT)
2種混合：ジフテリア（D）、破傷風（T）の2種類


ｼﾞﾌﾃﾘｱ・百日せき・破傷風・ポリオとは？
・ｼﾞﾌﾃﾘｱ
ｼﾞﾌﾃﾘｱはｼﾞﾌﾃﾘｱ菌の感染によって引き起こされる上気道粘膜疾患です。眼臉結膜・中耳・陰部・皮膚なども感染することがあります。
感染、増殖した菌から産生された毒素により昏睡や心筋炎などの全身症状が起こると死亡する危険が高くなります。
現在、日本ではトキソイドワクチンの接種により患者は 激減し、年間数例が散発的に報告されるだけとなりましたが、ジフテリアは国際的にも予防対策が必要な疾患として扱われています。

・百日せき
百日せき菌と呼ばれる細菌が、のどなどについておこる感染力の強い病気です。
最初は鼻水と軽いせきが出て、かぜのような症状を示します。
せきの続く時間が長くなると、10秒以上続きます。そうなった場合、たいへん苦しく、顔が真っ赤になり、せきが続くために息ができません。

・破傷風
破傷風は、破傷風菌が産生する毒素のひとつである神経毒素（破傷風毒素）により強直性痙攣をひき起こす感染症です。破傷風菌は「芽胞」という形で土壌中に広く常在し、傷などからから体内に侵入します。
破傷風の特徴的な症状は強直性痙攣で、破傷風毒素が主な原因です。
潜伏期間（3 〜21 日）の後に局所（痙笑、開口障害、嚥下困難など）から始まり、全身に広がっていきます。重篤な場合では呼吸筋の麻痺により窒息死することがあります。

ポリオ
ポリオウイルスの感染で発病します。糞便中のポリオウイルスは口から侵入し、咽頭や小腸で増殖し、リンパ節から血液中に入ります。
ポリオウイルス感染者の約5％は、1〜2週の潜伏期の後に、のどの痛み、発熱、下痢、腹痛などの症状を起こします。1％未満の患者はさらに1週間ぐらいたってから、再び 高熱、頭痛が起こり、解熱後手足のだらんとしたまひを残します。
この手足のまひは回復する例も多いですが、そのまままひが残る人もいます。

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